宮島大使のシャンルウルファ・ガージアンテップ訪問

7月27日から28日にかけて,宮島大使はシャンルウルファ県及びガージアンテップ県を訪問し,日本政府の補正予算により実現した,職業訓練施設,廃棄物輸施設の開所式,消防車贈呈式に出席しました。各式典において,宮島大使はプロジェクトを実施した国連機関,地方自治体,政府関係者らに謝意を述べるとともに,350万人の難民を受け入れているトルコ政府に対し,改めて敬意を示しました。また,ソロラーノUN Residece Coordinatorら国連プロジェクト実施機関や地方自治体,政府機関からも日本政府による支援に対し感謝が述べられました。
 
  1. FAOによる農業分野における職業訓練施設開所式  
27日,シャンルウルファ市内にて,農業分野における職業訓練施設開所式が実施されました。本職業訓練施設では,トルコ人とシリア人がともに座学と実践研修を受講し,研修修了後にはジョブ・フェアーに参加することで就業の機会が得られることが期待されています。
 
【参考】
日本政府は,食糧農業機関(FAO),国連開発計画(UNDP),国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によるジョイントプロジェクト「シリア難民・難民ホストコミュニティの生計向上機会及び社会的結束の強化を通じたレジリエンスの構築」に対して,平成29年度補正予算から総額200万米ドルを拠出している。
 
2.UNDPによる地方公共団体への支援
(1)シャンルウルファ市ビレジッキ区廃棄物輸送施設開設式
  急増する難民数とともに廃棄物の増加が深刻化していたビレジッキ区において,廃棄物輸送処理施設が設置されました。
本施設の設置により,これまでビレジッキ区で処理仕切れずにいた廃棄物がシャンルウルファ市内のゴミ処理施設で円滑に処理され,市民の生活環境が改善されることが期待されています。
 
(2)ガージアンテップ市への消防車贈呈式
  難民危機発生から8年目を迎え,難民を受け入れるホスト国に対する支援の重要性が求められる中,日本政府はガージアンテップ市に対し消防車4台,水中救急ワゴン1台,ゴミ収集車4台を寄贈しました。
 式典では地元消防団による歓迎の演奏や贈呈先のシャーヒン・ガージアンテップ市長らから改めて日本の支援に対する謝意が述べられました。
 
【参考】UNDPによるプロジェクト
 日本政府は,国連開発計画(UNDP)によるプロジェクト「アナトリア南東部における社会安定化の強化」に対して,平成27年度補正予算から総額1010万米ドルを拠出。本プロジェクトでは「人道と開発の連携」の方針の下,シリア難民に対する語学講座や職業訓練の提供のみならず,難民を多く受け入れるトルコ南東部の地方自治体のニーズに応え,インフラ支援を行なっている。