大池容子氏(劇作家・演出家)とビルケント大学演劇学科との 『かがやく都市』共同制作の実施
令和6年12月2日

在トルコ日本国大使館は、国際交流基金(JF)およびビルケント大学演劇学科と共催で、大池容子氏(劇作家・演出家)による『かがやく都市』共同制作を実施します。
JFは、2024年10月から11月にかけて、日・トルコ外交関係樹立100周年を記念し、劇団「うさぎストライプ」を主宰する劇作家・演出家の大池容子氏をトルコ・アンカラにあるビルケント大学に約4週間派遣しています。そして同大学演劇学科所属の学生や教授陣らと、大池氏による戯曲『かがやく都市』をベースとした共同制作を実施し、11月下旬に現地で公演を開催します。
大池氏の活動は、2010年に設立した劇団「うさぎストライプ」のオリジナル作品上演に加え、自身が執筆した戯曲が多くの演出家によって上演されている他、自らテレビドラマの脚本を手掛けるなど多岐にわたっています。
大池氏は2023年11月にトルコを訪問し、広くトルコの舞台芸術関係者や劇場、大学等と意見交換を重ねてきました。その中で、トルコで最初に設立された私立大学であるビルケント大学演劇学科が大池氏との共同制作に関心を示し、今回の事業実現に至ったものです。
ビルケント大学からは3年生と2年生の一部が役者として参加する予定で、4週間の共同制作に先立ち、大池氏は9月に現地でワークショップを実施しました。
4週間にわたる共同制作とその後の公演を通じて、大池氏とビルケント大学の学生らが交流を通じた新たな知見を獲得すること、さらにはその成果としての公演を広くトルコの観客や舞台芸術関係者に楽しんでいただき、今後のさらなる両国間の舞台芸術交流の促進を期待します。


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(公演) 2024年11月16、19、26日
(追加公演) 2024年12月3、10日
チケットは以下より予約できます。
https://bilet.bilkent.edu.tr/
大池容子 プロフィール

劇作家・演出家/うさぎストライプ主宰/アトリエ春風舎芸術監督
1986年大阪府生まれ。2010年4月より劇作家・演出家の平田オリザ率いる青年団の演出部に所属し、同年10月にうさぎストライプを結成。2019年3月、二人の父親と一人の娘による“ありふれた”家族の姿を描いた『バージン・ブルース』で平成30年度 希望の大地の戯曲賞「北海道戯曲賞」大賞を受賞。2021年12月、脚本を手懸けたNHK特集ドラマ『いないかもしれない』でAsian Academy Creative Award 2021 Best Original Screenplay 優秀賞を受賞。2024年4月、日本大学芸術学部演劇学科助教に就任。近年の脚本作品に、土曜ドラマ『パーセント』、夜ドラ『未来の私にブッかまされる!?』(いずれもNHK総合)などがある。
『かがやく都市』あらすじ
ここにはもう、なに一つ残っていない。
工場の煙に包まれた小さな街にある、高校の美術室。
三年生の松崎と二年生の華が、「都市計画」の授業を担当する教師・石野を待ちながら心理テストで時間を潰していた。
石野はかつてこの街に、何もない広場を設計したことがある。
その広場の近くで工場を営んでいるのは、華の兄・譲。彼は、周りから「宇宙人」と呼ばれていた。
やがて謎の女が松崎の前に現れ、自分の夫を攫った宇宙人を見なかったかと尋ねる。
工場の煙に包まれた小さな街にある、高校の美術室。
三年生の松崎と二年生の華が、「都市計画」の授業を担当する教師・石野を待ちながら心理テストで時間を潰していた。
石野はかつてこの街に、何もない広場を設計したことがある。
その広場の近くで工場を営んでいるのは、華の兄・譲。彼は、周りから「宇宙人」と呼ばれていた。
やがて謎の女が松崎の前に現れ、自分の夫を攫った宇宙人を見なかったかと尋ねる。
本件に関するお問い合わせ
在トルコ日本国大使館広報文化班
Tel: (0.312) 446 05 00/内線.11-12
Mail: culture@an.mofa.go.jp
Tel: (0.312) 446 05 00/内線.11-12
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