藤間蘭黄氏・桜井多佳子氏による公演「日本舞踊」(アンカラ)のお知らせ

令和6年10月4日
イベント情報


 在トルコ日本大使館は、藤間蘭黄氏・桜井多佳子氏による公演「日本舞踊」を実施します。

 

公演情報

◇概要
江戸時代から続く日本舞踊の名門・藤間流の『代地』派(Fujima school DAICHI branch)の後継者として古典作品の継承に尽力する傍らで、外国の文芸作品や音楽を題材にした新作舞踊も制作・上演し、内外での活躍が目覚ましい藤間蘭黄氏による公演。
今回は、鬘や衣装など特定の役柄を表す装いをせずに踊る「素踊り」という日本舞踊独自の形式により、3作品を上演する。
舞踊評論家・桜井多佳子氏による解説付きで、日本舞踊の全体の歴史とともに、上演する3作品の内容や見所も語られる。

◇公演作品
1.常磐津『老松』
2.長唄『都風流』
         作詞 久保田万太郎 作曲 吉住慈恭・稀音家浄観
   振付 藤間藤子
3.『月光』 
         作曲 ベートーヴェン 編曲 長生淳
   演奏 TSUKEMEN  振付 藤間蘭黄
 
◇日時
2024年10月18日(金)19:30~

◇会場
Yılmaz Güney Sahnesi
Maltepe mahallesi Şehit Gönenç Caddesi Müjde Sokak NO:16/ANKARA
  • 入場は無料です。
  • 座席は先着順です。
  • 公演ホール座席数は最大313名までです。

出演者情報

◇藤間蘭黄氏
 藤間蘭黄氏
重要無形文化財「日本舞踊」総合指定保持者。
江戸時代から続く日本舞踊の家に生まれ5歳から祖母・藤間藤子(重要無形文化財保持者)、母・蘭景より踊りの手ほどきを受ける。6歳で初舞台。16歳で藤間流名取となり、長唄、能楽、囃子、茶道の研鑽も積む。曽祖母や祖母から伝わる古典の継承とともに、ゲーテの「ファウスト」を一人で演じる『禍神』、オペラ「セビリアの理髪師」の舞台を江戸に移した『徒用心』など創作作品も積極的に発表している。
2015年には世界ダンサー、ファルフ・ルジマトフ、ロシアの国立バレエ団の芸術監督、岩田守弘との『信長』を世界初演。国内外の公演活動を精力的に行いながら、初心者から師範まで幅広く指導している。2015年芸術選奨文部科学大臣賞。2017年文化庁文化交流使として10ケ国14都市で公演、ワークショップ、レクチャーなどの活動を行う。2019年度日本芸術院賞、2020年紫綬褒章。五耀會同人。
 
◇桜井多佳子氏
桜井多佳子氏
舞踊評論家。日本経済新聞などに舞踊評、レポート、インタビューなどを執筆。
文部科学省文化審議会委員、芸術選奨選考委員などを歴任。海外取材は37ケ国に及ぶ。
著書に『感じるバレエ』(文園社)、共著に『バレエ・ギャラリー30』(学研)ほか。

本件に関するお問い合わせ

在トルコ日本国大使館広報文化班
Tel: (0.312) 446 05 00/Dhl.11-12
Mail: culture@an.mofa.go.jp