宮島大使によるバシャクシェヒル松と桜都市病院の開院に係るお祝いメッセージ

令和2年5月21日

まず最初に、新型コロナ・ウィルスによりお亡くなりになった方々の御遺族に心からのお悔やみを申し上げると共に、患者の方々の一刻も早い回復をお祈りいたします。
この未曾有の困難にあたり、エルドアン大統領及びコジャ保健大臣のリーダーシップの下、トルコ政府とトルコ国民の皆さまが、患者への対応と感染症早期収束のため、一丸となって全力で立ち向かっておられることに高い敬意を表します。また、トルコに住む者の一人として大変心強く、感謝申し上げます。
 
バシャクシェヒル松と桜都市病院の全面開院を心からお祝い申し上げます。私がトルコに着任したのは2017年9月でしたが、本病院の建設は同年10月からルネッサンスグループと日本企業の双日の共同で工事が始まり、今日、大統領のご指示のもと予定を繰り上げて全面的に開院されることになりました。関係各位の本件に対する多大なるご支援・ご尽力に感謝並びに敬意を表します。
 
今日、駐トルコ日本国大使として、その開院に立ち会えることは大きな喜びと名誉と感じております。最新のシステム医療機器を備えた本病院がトルコにおけるコロナ・ウイルス対策をはじめとする保健サービスの一層の強化に大きく寄与することを確信しております。
 
日トルコ両国は、「困った時の友は真の友」の言葉通り、困った時は助け合ってきた歴史的な友好国です。そして未来に向けた戦略的パートナーです。今年2020年は、トルコと日本の友情の礎であるエルトゥールル号遭難事件の130周年にあたります。
 
この困難な時期に、両国、両国民の絆が一層強くなることを強く願っております。トルコと日本は距離が離れていても、心は近いと感じます。トルコと日本は「Two nations, One heart」です。

 
2020年5月21日
在トルコ 日本大使 宮島昭夫