松山政司内閣府特命担当大臣のトルコ訪問

平成30年2月10日

松山政司内閣府特命担当大臣とクルトゥルムシュ文化観光大臣との
大臣会談及び「日本祭り」オープニングイベント出席等

  
○松山政司内閣府特命担当大臣は,本日2月10日にアンカラを訪問し,アンカラパレスにて,クルトゥルムシュ文化観光大臣と,クールジャパン戦略や両国の魅力のアピールを含む文化・観光促進について会談し,今後協力することで意見の一致をみました。
 
○その後,両大臣は,「土日基金文化センター」を訪れ,本日から3月末に開催される一連の文化行事である「日本祭り」の,在トルコ日本大使館主催オープニングイベントに出席しました。
 
○また,これに先立ち松山大臣は,日本大使公邸にて,当地におけるテレビドラマ・映画・マンガ・アニメーション等の分野や観光分野の有識者・ビジネス関係者と懇談し,トルコにおけるクールジャパン戦略について,有益な意見交換を行いました。
 

 
1.大臣会談概要
(1)松山大臣からは,2015年に公開された両国合作映画「海難1890」は,コンテンツの持つソフトパワーが発揮された好例であると紹介の上,映画や放送番組等のコンテンツビジネス分野での更なる協力活性化とそれによる両国の更なる関係強化への期待を述べました。
 
(2)クルトゥルムシュ大臣からは,エルトゥールル号事件以来の両国の友好協力関係,及びインフラ・経済・考古学を含む文化等の幅広い分野での日本の対トルコ貢献について言及がありました。更に,トルコの魅力を日本でより積極的に紹介し,日本人観光客の大幅増に繋げたいとの発言がありました。トルコとしても,日本で「トルコ文化ウィーク」を開催する旨の紹介がありました。
 
(3)これに対し,松山大臣より,トルコ文化ウィークの開催を歓迎する旨を述べるとともに,クルトゥルムシュ大臣が訪日される機会には,日本が2025年の国際博覧会誘致の立候補をしている大阪・関西地域も訪問していただき,同地域の文化や魅力に触れていただきたい旨を述べました。 
 
2.トルコ「日本祭り」オープニングイベント
(1)在トルコ日本大使館主催による「日本祭り」のオープニングイベントを,「土日基金文化センター」で開催しました。松山内閣府特命担当大臣とクルトゥルムシュ文化観光大臣の臨席の下,300名以上の日本文化に関心の高い市民が集まり,盛況な催しとなりました。
 
(2)本年からは「日本祭り」という共通のイベントの傘の下に,日本映画祭,音楽コンサート,青少年文化祭,日本語弁論大会等の様々な文化イベントを開催し,効果的な日本の魅力の発信を図ります。
 
(3)「日本祭り2018」のプログラムは以下のURLをご覧下さい。
https://www.tr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000248.html
 
 
3.クールジャパンに係る有識者等との懇談
(1)人口約8千万人で一人当たりGDPが約1万ドルの国内市場を有し,かつ親日的で日本文化の受容性が高いトルコは,我が国のクールジャパン戦略の有望な対象国です。また,トルコは世界第二位のテレビドラマ輸出国と言われており,最近では,日本のテレビドラマをリメイクしたトルコのテレビドラマが十数ヶ国で放映される等,第三国への展開も期待されます。
 
(2)日本人及びトルコ人の有識者・ビジネス関係者,並びに日本政府関係機関(JETRO,JNTO)から,対トルコ・クールジャパン戦略に繋がる様々なアイディア・意見をいただきました。クールジャパン戦略における若くダイナミックで親日的なトルコのポテンシャル(TVドラマのリメイク及び第三国展開,ポップカルチャー),トルコから日本へのインバウンド促進の必要性などが話題となりました。
 
(了)